国土交通省は2016年度予算概算要求概要を発表し、国際コンテナ戦略港湾等の機能強化として912億円を計上した。
産業競争力を強化するため、コンテナ船の基幹航路の維持・拡大を図るとともに、資源・エネルギー等の安定的かつ効率的な海上輸送網の形成を推進するとして、「集貨」「創貨」「競争力強化」によるハード・ソフト一体の施策を実施する。
国際コンテナ戦略港湾の港湾運営会社に対する集荷支援、港湾背後地の物流施設整備への支援、コンテナ船の大型化や取扱貨物量の増大に対応するため、大水深コンテナターミナルの機能強化や、国際コンテナ戦略港湾のコスト削減、利便性向上のたまえの取り組み、港湾運営会社への出資などを行う。
国際バルク戦略港湾政策の推進に向けた取組みとして、企業間連携による大型船を活用した輸入拠点の整備と効率的な海上輸送網の形成を進める。