三菱ふそうトラック・バスは9月10日、国土交通省にスーパーグレートのリコールを届け出た。
不具合の部分は動力伝達装置(サプライバルブ、低圧スイッチ、トランスミッション制御プログラム)。
エアの供給を制御するサプライバルブの耐久性が不足しているため、最悪の場合、路上故障。
変速制御系のエア圧低下を検知する低圧スイッチの作動領域の設定が不適切なため、エア圧低下の警報が遅れる場合がある。
トランスミッション制御プログラムが不適切なため、トランスミッション制御の警告灯が点灯してシフト不良が生じるおそれがある。
全車両、サプライバルブを対策品に交換する。また、全ユーザに対し、運行前のエア圧確認とサプライバルブの定期点検の重要性についての注意喚起を行なう。
全車両、低圧スイッチを対策品に交換する。トランスミッション制御プログラムを対策プログラムに書換える。
シフト不良が発生した場合の復帰方法について、コーションラベルをシフトレバー前方のコンソールボックス付近に貼付ける。
リコール対象車の台数は計1万2104台。不具合の件数は262件、事故はなし。
■型式等は下記URLを参照。
http://www.mlit.go.jp/common/001103199.pdf