川崎汽船は9月30日、ジクシスとの間で川崎重工業が建造する8万2200立方m型新造VLGC1隻の定期用船契約することで合意した。
4月に発足したジクシスは、国内販売規模拡大に注力するとともに、海外販売量拡大という目標に対応する船隊整備を進めている。ジクシスと川崎汽船は、既存船1隻の用船契約があり、この契約が2隻目となる。
川崎汽船は、VLGC4隻を運航し、2017年に新造船1隻の竣工を控えており、この船が6隻目となる。
40年以上にわたり培ってきたLPG船事業のノウハウを活かし、顧客の輸送ニーズに応えるとともに船隊拡大を図る。
ジクシスは、コスモ石油、昭和シェル石油、住友商事、東燃ゼネラル石油の各社グループのLPガス関連事業が統合し、4月に発足したLPG元売(輸入卸売)事業会社で、国内販売量は約300万トン、海外販売量は約100万トン。