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日立製作所/人工知能、運輸業の大型設備メンテナンス業務でも実証例

2015年10月26日/SCM・経営

日立製作所は11月2日、人口知能技術を活用して、企業の売上向上やコスト削減など経営課題の解決を支援する「Hitachi AI Technology/業務改革サービス」を販売開始する。

日立が開発した人工知能技術の一つである「Hitachi AI Technology/H」を活用して、ビジネスに関連する大量で複雑なデータの中から、組織の重要な経営指標(KPI)との相関性が強い要素を発見し、革新的な業務改革施策の立案を可能とする。

先端的な人工知能技術人工知能技術を活用したソリューションを「Hitachi AI Technology」と総称し、本サービスを第一弾として、社会課題の解決やビジネスの成長を支援する事業を推進する。

開発した人工知能技術の一つである「Hitachi AI Technology/H」を活用して、企業での業務改善施策を立案し、経営課題の解決を支援する。

「Hitachi AI Technology/H」は、事業に関連する大量かつ複雑なデータの中から、売上やメンテナンスコスト、生産効率など組織のKPIとの相関性が強い要素と、その改善施策の仮説を効率的に導き出す人工知能技術。

従来、専門家の知見ではKPIとの関係が薄いと考えられ、分析や仮説の立案に使用されていなかったデータからも重要な要素を発見し、専門家の思考に頼らない革新的な改善施策を立案することができる。仮説検証した施策を顧客の日々の業務に反映することで、高度な業務改革を着実に実現することが可能になる。

人工知能技術「Hitachi AI Technology/H」を活用した業務改革の実証事例としては、運輸業の大型設備メンテナンス業務において、設備の利用状況や設置環境に関連する多くの要素の中から、設備の劣化に影響する新たな要素を特定し、従来とは異なるメンテナンスコスト抑制の方法を導き出すことができた。

小売業において、顧客の来店から購買に至るまでの行動に関する購買行動データや、購買の結果である販売データなどから、顧客の購買単価を向上させる施策を導き出すことができた。

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