ヤマトグローバルロジスティクスジャパン(YGL)は1月4日、輸入通関を行う海外の通販事業者向けに海外仕出人コードの代理申請を行うサービスを本格展開した。
海外の通販事業者が海外仕出人コードを取得することで、日本に輸入される商品の通関をスムーズに行うことが可能になり、エンドユーザーの早く欲しいといったニーズに応える。
AEO通関業者であるYGLでは、YGLで輸入通関を行う顧客に対し、海外仕出人コードの代理申請を無料で行うサービスをトライアルとして実施してきた。
実際に取得した海外仕出人コードを輸入通関時に使用することで、即時許可(簡易審査)となる確率を未取得時に比べ向上させることができたため、本格展開することにしたもの。
海外の通販事業者のメリットでは、YGLに日本での輸入通関を依頼する際、海外仕出人コードの代理申請の依頼も無料で行うことが可能。
また、海外仕出人コードを持たない場合、即時許可ではなく書類審査等になる確率が高くなるが、海外仕出人コードを取得する事で、即時許可になる確率を向上させることが可能。その結果、輸入通関の手続きの時間が短縮され、商品を注文した日本のエンドユーザーに対し、早く届けることが可能になる。
今後の展開では、YGLはAEO通関業者としてB to Cのみならず、B to Bの輸出者の海外仕出人コードにも代理申請取扱を拡大し、スムーズな輸入通関と越境EC事業の拡大に貢献するとしている。