ダイフクは2月12日、コマツリフトの協力を得て、非接触充電技術「D-PAD(ディー・パッド)」を用いた電動フォークリフト向けの非接触充電システムを実用化(特許出願中)したと発表した。
送電台車による電動フォークリフトへの非接触充電をおこなうもので、従来のコンセントプラグによる充電時間と同等でありながら、プラグを接続するといった作業の煩わしさを無くし利便性を向上するとともに、接触不良などによる障害や事故を低減する。
非接触のため磨耗による導電部分の交換などのメンテナンスは不要。
システム構成は、送電台車(送電パッド、高周波インバーター)と受電ユニット(受電パッド、200Vインバーター)からなり、バッテリーは電動フォークリフトの標準装備のものが使用できる。
独自の無線技術を用いて送電側・受電側の対向位置を自動認識するため、安定した電力伝送効率を保持し、伝送周波数が10kHz未満であることから、電波法による申請手続きは不要。