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阪和興業/習志野市の物流倉庫を188億円で売却、伊勢崎市に用地取得

2016年02月23日/生産

阪和興業は2月23日、子会社の阪和流通センター東京本社(HRC東京)等の一部を188億円で売却し、新たに群馬県伊勢崎市に流通センター用地2.6万m2を取得すると発表した。

HRC東京の能力の縮小と、需要地に隣接した伊勢崎市に建材を中心とした加工機能を持つ新流通センター(北関東加工・流通拠点)を来年9月稼働を目標に建設する。

新流通センターには、HRC東京からコラム切断・開先加工を移管する予定で、形鋼の在庫を充実させ、首都圏・北関東の形鋼需要に積極的に対応し、第2期工事として、加工機能の更なる充実を予定している。

同社では,大型倉庫による在庫ダム機能と加工機能を強化を進め、東日本の中心拠点は1988年に操業したHRC東京で、敷地12.5万m2、保管能力15万トンの大規模倉庫。さらに、船橋市に加工機能を備える3万m2の工場も有している。

しかし、鉄鋼メーカーによる直送による商流が主流になる中で,即納・小口・加工戦略を推進するため、HRC東京は、過大になっている倉庫機能と一部加工機能を集約し、機能の最適化を図るとともに、子会社化したダイサンが浦安市に保有する2か所の倉庫とのシナジーを発揮し、首都圏・北関東の需要に対応できる体制を構築する。

■譲渡資産の内容
名称:阪和流通センター東京本社土地及び建物等の一部
千葉県習志野市茜浜3-36
譲渡価額:188億4600万円
帳簿価額:63億8900万円
現況:物流倉庫

■新流通センター建設予定地の概要
資産の概要:土地(伊勢崎宮郷工業団地内2万6700.00m2)
所在地:群馬県伊勢崎市東上之宮町、田中町
取得先:群馬県
取得の日程:2016年3月末引渡し(予定)

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