いすゞ自動車は4月11日、大型トラック「ギガトラクタ」をフルモデルチェンジし、大型トラック「ギガ」には新型の軽量化エンジンと専用トランスミッション搭載の追加車型を設定し、発売した。
新型「ギガトラクタ」は、環境や安全、運行コスト低減に加え、ドライバーの疲労軽減のニーズに車両性能の向上で応えるとともに、情報通信による遠隔モニタリング「MIMAMORI」を使用した稼動サポートを通じて、トラクタの大量輸送を高度に支える。
エクステリア・インテリア面では、新空力骨格キャブにより、空気抵抗を低減させると同時に、昇降ステップやグリップ等を効率よく、レイアウトするなど、使い勝手と経済性能を両立した。また、大型フロントグリルおよび大型インタークーラーにより冷却性能が向上した。
エンジンは、6WG1/6UZ1ともにラジエーターサイズ拡大、通常の運転操作でエンジンの自動停止と再始動が可能な「ecostop」の採用により、一部車型で2015年度燃費基準+5%達成した。
新型ギガ追加車型となる車両搭載の新型エンジン・トランスミッションの主な特長では、新開発の7.8リッター6NX1エンジンの搭載により、クラストップレベルの軽量シャシを実現した。ローリー用途等に余裕で応える、すぐれた積載性を確保している。
東京地区希望小売価格は、「いすゞギガトラクタQKG-EXD52BD」が1942万4880円(税込)、「いすゞギガQKG-CYG60BM」が1592万4600円(税込)。
目標販売台数は大型トラックギガシリーズで1万1000台/年。