ANA/3月期の貨物事業の売上高、国際9.2%減、国内2.6%減

2016年04月28日 
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ANAホールディングスが4月28日に発表した2016年3月期の業績で、貨物事業の売上高は国際線が1133億円(前年同期比9.2%減)、国内線が317億円(2.6%減)だった。

国際線貨物は、拡大した旅客便ネットワークを活用して需要の取り込みを図った。貨物便では8月よりルフトハンザカーゴAGとの航空貨物共同事業(ジョイントベンチャー)の対象に欧州発日本向け路線を追加した他、9月より成田-バンコク-ジャカルタ-成田線、10月より成田-厦門-沖縄線、成田-青島-沖縄線を新規開設したことに加え、1月には12機目の貨物専用機を追加導入する等、貨物便ネットワークを拡大して需要の取り込みを図った。

三国間輸送貨物は、電子機器や自動車部品を中心としたアジア発欧米向け貨物や、生鮮品を中心とした欧米発アジア向け貨物の輸送重量がともに前期を上回った。

この他、需要に応じた臨時便・チャーター便を設定したことに加え、沖縄貨物ハブを活用したエクスプレス貨物の取り込み等に努めたが、日本発の貨物需要や、円安の影響等を受けた海外発日本向け貨物需要が伸び悩んだこと、燃油価格の下落に伴う燃油特別付加運賃収入が減少したこと等から、輸送重量・収入ともに前期を下回った。

国内線貨物は、4月より新たな予約販売システムを導入し、貨物代理店へ空きスペース情報をリアルタイムに提供することで、需要の取り込みを図った。

沖縄からの花卉(かき)需要が高まる期間に羽田=沖縄線の貨物臨時便を設定する等、増収に努めたが、円安の影響等により国際線から転送される貨物が減少したことを始めとして、航空貨物需要が期を通じて低位に推移したこと等から、輸送重量・収入ともに前期を下回った。

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