日本航空が4月28日に発表した2016年3月期決算によると、国際線の貨物収入は542億7300万円(前年同期比10.0%減)、国内線の貨物収入は233億6300万円(3.8%減)だった。
国際線貨物は、日本発着の総需要が前年を下回るなか、三国間経由貨物を効率的に取り込むことで着実に需要を確保し、収入の最大化に努めた。
従来よりも定温維持能力の高い新型のコンテナや自動車の完成車輸送を可能とする器材を自社開発するなど、付加価値貨物輸送商品のラインナップを拡充した。
国内線貨物は、供給量は減少したが、積極的な販売活動に加え、限られたスペースを有効活用するべく、貨物スペースの管理方法を工夫し、前年を上回る需要を確保した。