井本商運は5月6日、749G/Tの一般・コンテナ併用型船「みゆき」1870D/W、199TEU積の命名・進水式を広島県小池造船海運で行ったと発表した。
中速主機関駆動軸発電機(PWM 装置付)を装備し、軸発単独使用は勿論、独立した発電機との並列運転を常時可能とした。
主機関は、発停時、入出港時において常時C重油の使用が可能。
推進器には可変ピッチプロペラを装着し、電動駆動可変ピッチスラスターとフラップラダーの装着により離着岸性能の向上が図られている。
艙内においては、防爆ファンや、防火構造隔壁を装備した上、バウスラスターを電動モーター駆動にしたことで、艙内の危険物積載区域を拡大し、大量の危険物輸送を可能にした。
冷凍コンテナについては、最大56本を輸送する能力を持ち、そのモニタリングシステムを搭載し、サロンでの集中監視を実現している。
8月下旬に引き渡しを受け、就航する予定。
井本商運は、国際フィーダー貨物と国内貨物(動脈・静脈)のモーダルシフトによる海上コンテナ輸送の拡大を目指し、国際コンテナ戦略港湾と流通のさらなる省エネ化、低コスト化、多ルート化に寄与していくとしている。
■主要目
船名:みゆき
船主:六甲船舶/鉄道建設・運輸施設整備支援機構
船種/船級:一般貨物船(コンテナ併用型) / JG
主要貨物:コンテナ(20、40、45対応)
総トン数:749t
載貨重量トン数:約1870t
全長:95.50mx13.50mx7.05/3.90m
満載喫水:3.82m