UDトラックスは7月12日、中東のカタールで大型トラック「クエスター」を発売したと発表した。
中東地域での「クエスター」の投入は初であり、カタールに続き、サウジアラビアとオマーンでも販売を開始した。今後、インフラ開発が大型トラック需要を後押ししている中東地域の各市場において「クエスター」を順次、投入していく計画だ。
中東向け「クエスター」は、エンジンは8リッターと11リッター、トランスミッションは9段と12段、車型は6×4のトラクターと単車、4×2のトラクターと単車、8×4の5車種を基盤に豊富な組み合わせを用意した。
インフラ開発やカタールで開催予定の2022FIFAワールドカップに伴う建設ブームを追い風として、中東地域でのトラックの需要は、着実に増加していくと期待されている。
1970年代初頭に中東地域への参入を果たしたUDトラックスは、建設業界、公共サービス、食品・飲料業の顧客に対し、物流面でのニーズに応えることで、地域経済の成長に貢献してきたという。