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帝国データバンク/8月調査の景気動向、運輸・倉庫の景況感は改善

2016年09月07日/調査・統計

帝国データバンクが8月に実施した「TDB景気動向調査(全国)」によると、全般的には景気は足踏み・天候が各地の景況感を与えたと発表した。

運輸・倉庫業は中小企業を中心に0.5ポイント改善した模様だ。

企業の声によると、現在の状況を良いと判断した企業は、「仕事の引き合いが多すぎて、対応しきれない状態。三河地区の自動車部品運送業者はほとんど同じ状況である(一般貨物自動車運送)、軽油価格が若干低下し経費削減になっている(一般貨物自動車運送)、お中元商戦はほぼ終了。お盆などの行楽シーズンが終わり、落ち着きが戻りつつある(冷蔵倉庫)、果物輸送は繁忙である。また鉄骨関係も荷動きがあるようで徐々に良い方向に向かっている(一般貨物自動車運送)という。

一方、悪いと判断した理由では、仕事量、料金ともに低水準が続いている(一般貨物自動車運送)、労働力の確保が難しく、新規の仕事を受注できない(一般貨物自動車運送)との声も。

先行きについては、東京五輪関連の需要がようやく出てきている。今後2年間程度は需要が見込まれる(一般貨物自動車運送)、消費税税率アップ前の駆け込み需要がないので、当面は引き続き低迷すると思われる。

一年後には、景気対策や世界的景気の上向きでやや改善すると予想(一般貨物自動車運送)とする一方、消費税税率アップ前の駆け込み需要がないので、当面は引き続き低迷すると思われる。さらに、消費税の増税は見送られたものの、最低賃金引き上げが大きく業績にはマイナス(普通倉庫)の声も。

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