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UPS/最新鋭のボーイング747-8F型ジャンボ貨物機、14機購入

2016年11月01日/SCM・経営

UPSは11月1日、航空輸送サービスの需要拡大に応えるため、最新鋭のボーイング747-8型貨物ジェット機を14機発注したと発表した。

<購入したボーイング747-8型貨物ジェット機>
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UPSは長期戦略として、顧客のグローバル市場へのアクセス向上を推進しており、航空貨物は重要な成長機会となっている。

747-8型貨物機の導入により、一連の航空輸送路線を再編成し、特に多く利用されている路線の輸送能力の大幅な増強が可能になる。これにより、UPSのグローバル航空輸送ネットワーク能力は、新たな貨物ジェット機の導入による効果以上の最適化を図ることができる。

UPSのデビッド・アブニーCEOは「UPSは、グローバル規模での業務能力の強化に向け、複数の戦略的設備投資を行っている。これらの投資は、顧客による新市場および既存市場での事業拡大の実現を支援するとともに、当社の利益成長と長期事業目標の達成を後押しする」と話している。

14機の航空機の引き渡しは2017年から2020年にかけて行われる予定。契約には将来的に新たな14機を追加するオプションが含まれるが、契約金額は公表していない。

今回の14機のジャンボ貨物機は、UPSが現在運航する500機超の航空機に加わることになる。

また747-8型機の導入は、訓練効率と業務効率にも寄与する。747-8型機はUPSが既に運用している747-400型機と共通の操縦資格を採用しているため、パイロットは両機種を操縦することが可能。

さらに747-8型機の運用により、UPSのメンテナンスとグランドハンドリング業務におけるスケールメリットが拡大する。

747-8型機は、メインデッキに34台、ロワーデッキに14台の輸送コンテナを搭載可能。また最大貨物搭載量は30万7600ポンド(13万9525㎏、およそ3万個の小口貨物に相当)で、最長航続距離は4340海里(8038㎞)。最新鋭の747-8型機の確固たる安全性と信頼性は、航空業界での運用実績によって裏付けられているという。

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