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SBSロジコム/輸送効率向上の仕組み独自開発、1000台で実証実験

2016年11月15日/SCM・経営

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SBSロジコムは11月15日、輸配送事業でのトラックの配送効率向上の仕組みを独自に開発し、子会社のSBSトランスポートと2社の保有車両約1000台でトラック輸送の生産性向上への実証実験に取り組んでいると発表した。

<概要図>
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トラックの生産性を向上させる試みとして、情報通信技術を活用した改善プロジェクト(カスピアン・プロジェクト)を 2015年に開始。

専用端末によって車両の動きをリアルタイムで捉えるネットワークを構築し、空車情報や積載情報を加えることで、トラック輸送の実態を把握できる仕組みが完成した。

2016年よりSBSロジコムの車両約800台への導入を開始し、今月からは子会社のSBSトランスポートの車両約200台が加わり、総数1000台で実証実験を展開中。

主な効果としては、非効率な配送の見える化と改善、空車の有効活用、顧客からの到着時間など運行状況問合せへの対応時間の大幅短縮などを見込んでいる。

今後は、協力会社への導入やSBSグループ各社に展開を図り、利用台数を5000台程度まで拡大し、使い勝手やシステム精度を高めていく。また、積載情報の精度向上や車両と荷物のマッチング機能などを開発する予定だ。

将来的には、グループ外利用を視野にシェアリングエコノミーを標榜する物流プラットホームへと発展させたいとしている。

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