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日本郵船/自動車専用船における重大事故を想定し、対応訓練

2016年11月21日/SCM・経営

日本郵船は11月21日、安全キャンペーン「Remember Naka-no-Se」活動の一環として、所有・運航する自動車専用船において重大事故が発生した想定での対応訓練を実施したと発表した。

<訓練の様子>
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事故想定は、「伊勢湾外で自動車専用船の貨物艙から出火、消火活動にあたっていた乗組員が負傷。さらに、火災により甲板上のパイプが破損し油が海面に流出した」と設定。

訓練の流れは、船舶管理会社から事故発生の報告を受け、直ちに事故対策本部を設置し、国土交通省および海上保安庁を含む関係当局と情報を共有。

負傷者の救助、消火活動、流出油の防除作業などの事故対応方針を国土交通省海事局、第四管区海上保安本部など関係者と協議し本船に指示。事態の進捗に合わせたプレスリリースの配信、メディアからの問い合わせに対応するといった流れ。

関係各社に加え国土交通省海事局、第四管区海上保安本部など関係当局にも協力を仰ぎ、例年以上に実践的な訓練となった。

本社事故対策本部ではプレスリリースのシミュレーションを実施し、社会に対して迅速かつ的確に情報を開示する重要性を改めて確認した。

日本郵船は引き続き安全運航達成を最重要課題と位置付け、中期経営計画“More Than Shipping 2018~Stage2 きらり技術力~”で掲げた安全分野の先進企業を目指し、安全管理体制のさらなる強化を進めていくとしている。

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