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日機装/170億円投じ、宮崎県に炭素繊維強化プラスチックの工場建設

2016年11月25日/生産

日機装は11月25日、宮崎県に炭素繊維強化プラスチック製航空機部品「カスケード」の新工場を建設すると発表した。

世界的な航空機需要の高まりを背景とした「カスケード」の増産需要に対応するため、新工場の建設により生産能力の拡大を図る。

建設する新工場は、同社の国内最大規模の生産拠点となる。航空宇宙事業の「カスケード」およびその他の航空機用部品の生産工場として操業開始する予定だが、将来的には他事業分野の工場立地も検討している。産業向け特殊ポンプ・システムを取扱うインダストリアル事業等を含め、事業全般での生産活動の高度化・拡大の基幹工場として育成する方針。

新工場は日機装全額出資による子会社を通じて運営する予定だ。

■新工場の概要
所在地:宮崎県宮崎市高岡町高浜 宮崎ハイテク工業団地
敷地面積:約12万2000m2
総投資額:2021年度末までに、総額170億円を予定
初期投資
 土地取得 約13億円
 管理棟・航空宇宙工場建設 約112億円
追加投資
 インダストリアル工場建設 約45億円
資金計画:自己資金および借入金等により充当
主な取扱品目:「カスケード」等、炭素繊維強化プラスチック製航空機部品のほか、将来的には、産業向け特殊ポンプ・システムを予定
従業員数:2021年度末までに、500名を予定

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