国土交通省は12月2日、全国貨物純流動調査の2015年第10回調査の結果速報を発表した。
産業別年間出荷量では、2010年調査から2015年調査の年間出荷量は2.4%減少しているものの、2005年調査から2010年調査の減少率(15.4%減)と比較すると減少傾向は鈍化した。
代表輸送機関別にみた流動量の分担率は、これまでの調査結果に引き続き、「自家用・営業用トラック」の分担率が高い(約84.3%)。
自家用トラックの分担率は減少傾向が続いており、トラック全体に占める営業用トラックの比重が高まっている。
出荷1件当たりの貨物量(流動ロット)では、4産業合計の流動ロットはこれまでの小ロット化の傾向から、増加に転じた。代表輸送機関別流動ロットでは、トラックは依然として小ロット化が続いている。
なお、2017年4月をめどに最終結果を公表予定だ。
■過去の調査結果
http://www.mlit.go.jp/sogoseisaku/transport/butsuryu06100.html