三菱ふそうトラック・バス(MFTBC)はアルジェリアで新型大型トラック「FJ」の販売を開始したと発表した。
新型車両は、アルジェリア市場ですでに成功を収めている小型トラック「キャンター」を含むFUSOの既存ラインアップを補完する。同車両を投入することで、成長を続けるアルジェリア市場の顧客に幅広い選択肢を提供する。
卸売会社として新たに認定したDiamal社の本社屋で11月、顧客や報道関係者を招き、新型大型トラック「FJ」を発表した。
Diamal社は仏商社CFAOが60%の株式を保有し、アルジェリアの商用車市場で16年にわたり事業を展開してきた実績がある。
「FJ」は2年におよぶ開発期間を経て、過酷な走行条件で高い積載量に耐えうる堅牢性と、稼働時間を安定的に確保できる高い品質など同地域のニーズに合わせて設計された。
アルジェリアはアフリカ有数の成長市場であるため、MFTBCは今後も高いコミットメントを示していくとしている。
なお、Diamal社はアルジェのシディ・ムサ市にある同社の工場で、2017年第1四半期から小型トラック「キャンター」の組み立てを開始する予定。
建設中のノックダウン工場は、7万m2の敷地内に車両保管ヤード、物流センター、保税エリアなどを備えている。
Diamal社はアルジェリアの新基準を満たす車両の組み立てで先行する企業の1つとなる。同市場で2社目の卸売会社を認定したことで、さらにマーケットシェアを拡大する。