日本政策投資銀行(DBJ)は2月13日、マルハニチロに対し、「DBJ BCM格付」に基づく融資を実施したと発表した。
格付で評価した点は、サプライチェーン上の関係先との間で原料・資材や製品の在庫量の情報共有を行うと共に、判明したボトルネックの解消に向けた対策を進めることで、サプライチェーンでのリスク低減に取り組んでいる点など計3点。
結果、マルハニチロは2015年度に取得した格付評価からランクアップし、「防災および事業継続への取り組みが特に優れている」という最高ランクの格付を取得した。
融資は、東日本大震災で多大な被害を受けた冷凍食品事業の基幹工場である石巻工場(宮城県石巻市)の移転・新設資金を対象としている。
新工場は、環境対応や品質管理、フードディフェンスにおいて最新鋭の基幹工場となり、新たな地域雇用も創出するなど、震災以後の石巻市の産業復興に資するプロジェクト。