NSユナイテッド海運が4月28日に発表した2017年3月期決算によると、売上高1252億7600万円(前年同期比8.7%減)、営業利益65億5800万円(1.3%増)、経常利益46億700万円(13.4%増)、当期利益33億2200万円(19.2%減)となった。
外航海運事業のうちドライバルク市況は、大型船型を中心に需給バランスの改善が進むなか、中国において低品位な国内産よりも高品位な海外産の鉄鉱石輸入を増やす動きが強まり、年度末に掛けてケープ型撒積船の船腹需要を大幅に押し上げた。
原油タンカー市況は、洋上備蓄や長距離輸送需要の増加などにより一時的な市況の上昇が見られたが、船腹供給過剰の事業環境に改善の兆しは見られず、市況は低調に推移した。
内航海運事業は、鋼材輸送量は減産の影響により低迷したものの、ドライバルク、タンカーともに総じて安定した輸送量を確保した。
来期は、売上高1360億円(8.6%増)、営業利益67億円(2.2%増)、経常利益49億円(6.4%増)、当期利益57億円(71.6%増)を見込んでいる。
センコン物流 決算/3月期の売上高8.0%増、営業利益24.1%減