郵船ロジスティクスは7月21日、日・ASEAN食産業人材育成官民共同プロジェクトの一環として、王立カンボジア農業大学で開催されたフードバリューチェーンセミナーの中で、「食品物流」に関する講義を行ったと発表した。
カンボジアでは初となる、同プロジェクトのフードバリューチェーンセミナーが6月19日~29日の期間で開催された。郵船ロジスティクスがカンボジア国内で幅広い食品物流を展開していることから、農林水産省から依頼を受け、講義を行ったもの。
郵船ロジスティクス第一総合開発営業部の鶴巻氏と食品アドバイザーの魚住氏が講師となり、王立カンボジア農業大学の学生向けに「食品物流」をテーマに鮮度保持輸送技術や各取扱食品のサプライチェーンモデルを、カンボジア法人で取り扱っている海外調達物流事例を交えて講義を行った。
日・ASEAN食産業人材育成官民共同プロジェクトは、農林水産省とASEAN食産業人材育成協会が日本企業、ASEAN各国政府、農業系大学と連携して実施している食産業人材育成促進事業。
その中の一つの取り組みとして、ASEANの主要大学で、日本の官公庁や企業で専門分野の技術・知識に長けたスタッフが講師となり、種苗生産から食品加工、流通、消費まで各分野をカバーするフードバリューチェーン講座やセミナーを開設している。