国際協力機構(JICA)は8月21日、西アフリカに位置するブルキナファソとの間で、「ワガドゥグ東南部タンソババイパス道路改善計画」を対象として58億100万円を限度とする無償資金協力の贈与契約(Grant Agreement: G/A)を締結したと発表した。
この事業は、ブルキナファソの首都ワガドゥグにおいて、バイパス道路の東南部区間(タンソバ大通り、約7km)を全面改修し、バイク専用レーン等を新設することにより、都市交通と物流ネットワークの改善を図り、域内の貿易円滑化と地域経済統合の促進に寄与する。
内陸国であるブルキナファソは、物流の80%以上を道路輸送に依存しており、ワガドゥグは、周辺のギニア湾沿岸国及び内陸国を繋ぐ国際回廊の結節点として非常に重要な機能を担っている。
このため同国政府は、首都圏のバイパス整備等を通じた大都市での交通事情の改善を優先課題の一つに掲げている。