イーソルは8月29日、フォークリフトに無線カメラおよび無線モニタを取り付けることで、無線モニタ上で周辺環境の確認ができ、死角を減少させて安全な運行と作業を可能にするモニタリングシステムの提供を開始したと発表した。
フォークリフトの前後左右や高層ロケーションなど、目視やサイドミラー/バックミラーなどでは見えづらかった場所が確実に見えるようになり、業務効率化と安全性の確保を強力に支援する。
フォークリフト周辺モニタリングシステムは、フォークへの取り付けが可能な無線カメラと、側面や背面向けの小型無線カメラ、これらから取得した周辺環境の映像を映す無線モニタで構成される。
従来パレットへのツメの挿し込みは、長年の勘や技量など作業者の経験に頼ることが多い作業だったが、実際の映像をモニタで確認できるため、的確かつ効率的な業務遂行が可能になる。
また、多数の作業者やフォークリフトが行き交い、荷物などを保管するラックなどにより死角が多く存在する物流倉庫において、前後左右の周辺環境の確実な把握を可能にし、フォークリフトの運行現場の安全確保に貢献する。
イーソルはフォークリフト向け端末ソリューションとして、周辺モニタリングシステムに加え、タブレット端末やモバイルプリンタの取り付けを可能にする端末ホルダおよび、各種端末に安定した電源供給を可能にする電圧変換ボックスを開発・販売している。
イーソルが長年培ってきた耐環境技術が注入され、フォークリフトの激しい振動にも耐え得る構造になっている。
ホルダは、取り付けるフォークリフト車種を限定せずさまざまな端末に対応しているため、フォークリフト専用端末などに比べて低コストで導入できる。
電圧変換ボックスは、DC12V~72Vまでのフォークリフト搭載バッテリに対応しており、端末に合わせた電圧変換が可能。フォークリフト上の電源配線のノイズ対策により、タブレット端末とモバイルプリンタに安定した電源供給を行える。