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日本郵船/新造船(6万トン~12万トン)にバイナリー発電システム搭載

2017年09月12日/IT・機器

日本郵船は9月11日、「舶用バイナリー発電システム」を新造し運航するパナマックスサイズ(6万トン以上12万トン未満の船舶)のばら積み船1隻への搭載を決めた。

<舶用バイナリー発電システム外観(搭載前)>
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環境対策の一環として搭載するもので、舶用バイナリー発電システムは船舶エンジンのエアクーラーからの排熱を利用して発電する。

搭載船の実航海データを同システムの開発者に提供することで製品改良に協力する。

舶用バイナリー発電システムは、神戸製鋼所、三浦工業と旭海運が共同で開発し、一般財団法人日本海事協会から環境保護機器の認証取得した発電システム。

その電力を船舶の補助電源などに活用することで、使用燃料の削減により二酸化炭素(CO2)排出量の削減が2.3%以上見込まれている。

これまで日本郵船では、ケープサイズ(12万トン以上の大型ばら積み船)のばら積み船と自動車専用船にハイブリッド過給機発電システムを搭載し、エンジンの排気ガスからの排熱を利用してきた。

今回搭載を決定した舶用バイナリー発電システムにより、今後はパナマックスサイズのばら積み船でもエンジンの排熱を利用することでエネルギーを再利用する。

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