KYBは9月19日、国土交通省に日野レンジャーのリコールを届け出た。
不具合の部分はコントロールケーブルと固定クリップ。
コンクリートミキサー車のドラムを操作するコントロールケーブルで、配索が不適切なため、キャブチルト時に固定クリップが変形してコントロールケーブルがブレーキ用のエアチューブに接触することがある。
そのため、そのままの状態で使用を続けると、走行振動により車両のエアチューブが損傷し、最悪の場合、ブレーキが1系統失陥し制動停止距離が伸びるおそれがある。
コントロールケーブルとエアチューブが接触しないよう配索を変更し、コントロールケーブルの固定クリップを対策品に交換する。エアチューブに保護材を巻きつける。なお、エアチューブに接触痕がある場合には、エアチューブを補修または新品に交換する。
リコール対象車の台数は計329台。不具合の件数は3件、事故はない。
■型式等は下記URLを参照
http://www.mlit.go.jp/common/001202302.pdf