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住友商事/米国西海岸に硫酸タンクターミナル建設

2017年09月25日/国際

住友商事は9月21日、米国西海岸カリフォリニア州ストックトン港に新たに硫酸タンクターミナルの建設を決めた。

<タンクターミナル全景>
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100パーセント子会社であるINTERACID TRADING(スイス ローザンヌ市、以下:ITSA)の米国事業会社SULPHURIC ACID TRADING COMPANY(米国フロリダ州タンパ、以下:SATCO)を通じて、米国西海岸カリフォリニア州ストックトン港と土地リース契約について合意し、建設を決めたもの。

ターミナルは硫酸タンク3万トンのほか希釈設備や貨車・トラックの出荷設備も備え、総建設費は約20億円となる予定。年内に着工し、2019年初からの操業開始を計画している。

建設予定地であるストックトン港は、サンフランシスコ湾より東方100kmに位置し、主に肥料、穀物、セメント、鋼材、石炭などの輸出入港として年間取扱数量は400万トンの米国西海岸における主要港。

米国西海岸では今後、農業、鉱業、工業用途を中心に硫酸需要の増加が見込まれており、ストックトン港はそれらの需要家への良好なアクセスを実現する立地。

ターミナルは米国西海岸一帯において唯一の硫酸受入れ拠点となり、住友商事は本ターミナルの運営を担うSATCOを通じて、米国西海岸の需要家に対して年間20万トンを超える硫酸の販売を目指している。

ターミナルを活用して、農家の効率的な水使用を助ける硫酸を安定的に供給することで、地域と産業の発展への貢献を目指す。また、鉱業向けや水処理剤、肥料製造用途への販売も拡大していく。

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