SGHグローバル・ジャパンは9月4日、防災週間(8月30日~9月5日)にあわせ、首都直下型地震を想定したBCP訓練を本社で行った。
訓練は、拠点責任者ら20名が参加し、関東を中心に震度6強・マグニチュード7.1の地震が発生した想定で、初動対応から事業継続の可否判断に至るまでに必要な情報収集と課題解決を、発生から概ね24時間以内にどこまで実行できるかを検証する実践的なシミュレーションとして実施した。
訓練の舞台は、国際物流事業を担うSGHグローバル・ジャパンの事業をリアルに再現し、保税倉庫でもある羽田エクスプレスセンター(東京都大田区東海)を中心に展開。
実施内容は、大規模災害発生時の初動対応、事業継続判断に至るまでの課題解決訓練、従業員安否確認・従業員家族への対応想定・近隣企業への協力判断、現状報告などの初期対応・海外からの緊急物資に対する通関依頼への対応可否判断他。
なお、訓練開始と同時に、SGHグローバル・ジャパンの全従業員(286名)に「安否確認」を発信、24時間以内に応答率100%を達成した。
従業員等の安否確認から、お客への現状報告などの初期対応、海外からの緊急物資に対する通関依頼への対応可否判断などを課題とし、参加者は与えられた情報をもとに、その時々の状況を的確に把握、判断することを求められた。
訓練終了時には、「従業員とその家族の安全が最優先」という意識を持ちながら、事業継続のために時々刻々と変化する環境に合わせた最適な対応を常に検証していく重要性を改めて共有することがきたという。
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