大日本印刷(以下:DNP)は10月5日、フロントガラスへの車載ディスプレーからの光の映りこみを防ぎ、運転席からの視認性を高め、車内デザイン設計の自由度や次世代カーナビゲーションシステムにも対応する「車載ディスプレー用視野角制御フィルム」の各種バリエーションを用意した。
同社の「車載ディスプレー用視野角制御フィルム」は、カーナビゲーションシステムなどの夜間におけるフロントガラスへの映り込みを防ぐことから、これまで国内外の自動車メーカーなどに採用されている。
今回、その視野角制御機能をさらに改善し、ディスプレーの光を、正面、上方、下方、左右など任意の方向にコントロールし、ディスプレイの設置角度等デザインの自由度に対応できる光制御フィルムを新たに開発した。
カーナビゲーションやスピードメーターなどの車載ディスプレー機器の設置場所に応じて、最適な視野角制御フィルムを装着することで、運転の妨げとなることを防止する。
車載ディスプレー機器の設置位置やサイズに応じて、3次元のあらゆる方向に対し、運転席へ光を集中できるよう、フィルムの視野角を制御する機能を高めた。
今後、車載ディスプレー用視野角制御フィルムを、国内外の自動車メーカーや車載ディスプレーメーカーを中心に提供し、2022年までに現在の年間売上げの5倍の50億円を目指している。
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