三井造船は10月12日、子会社の三造テクノサービスがMOL LNG Transport(Europeと同社の管理する三井MAN B&W船用主機関(ディーゼルエンジン))を対象にした20年間の長期メンテナンス契約を9月11日に締結し、サービスを開始したと発表した。
<舶用主機関6S70ME-C8.2を各2基搭載しているM/V “PAPUA”>
契約はMOL LNG Transport(Europe)から同社顧客に向けて、供給責任を満たし安全性・信頼性・持続性ある輸送サービスを実現するための、初の長期メンテナンス契約。
対象船は、三井造船製の舶用主機関6S70ME-C8.2を各2基搭載しているM/V “PAPUA”、 “SOUTHERN CROSS”、“BEIDOU STAR”、“KUMUL”の4隻で、中間検査、定期検査、並びに定期的に必要な整備に対する部品供給及び技師派遣による技術サービスを20年間一括で提供する。
対象船の整備は、エンジンメーカである三井造船推奨の整備内容に沿って実施される予定で、必要部品も全て事前に準備され、タイムリーに供給される。
また、各船とも年4回の同社技師による定期訪船サービスによる主機関状態点検も含まれている。
更に、対象船4隻にはClassNKコンサルティングサービスの提供するCMAXS e-GICSXも搭載予定で、ビッグデータを活用した船内での異常診断と陸上での状態診断を自動で行い、主機関異常の早期発見、重大事故の未然防止に備える。
MOL PLUS/ブルーエコノミーに特化のファンド通じ社会課題解決