DHLサプライチェーンは10月12日、エレミカ社と「DHLレジリエンス360」で世界をリードするDHLは、リスク事象と複雑化するサプライチェーンへの影響について、これまでにない程のデータとインサイトの提供を可能にする新たなソリューションを構築したと発表した。
エレミカ社はプロセス産業向けビジネスネットワークの大手プロバイダー。サプライチェーンに影響を及ぼし得る事象を早期に把握し、顧客へ通知することで、顧客企業は対策検討の工数を削減でき、インシデント対応に欠かせない迅速性とコスト面において高い競争優位性を得ることができる。
エレミカ社のリスクソリューションは、DHLレジリエンス360の総合的なリスク管理機能を採用することで、インシデントと顧客のネットワーク資産や受発注案件、輸送貨物を紐づけ、影響を及ぼし得る事象を特定して、その影響度を把握できるようになる。
パートナー企業同士は、エレミカ社のビジネスネットワークでつながり、業務プロセスを自動化および改善するとともに、取引先や工場、3PL企業、そしてサプライヤーに影響を与えうるサプライチェーンの潜在的リスクを把握することができる。
一方、DHLレジリエンス360は、世界中のさまざまな種類のリスク事象を監視しており、このエレミカ社とDHLレジリエンス360の提携によって、エレミカ社の既存顧客に対して新たな情報源を提供し、場所ごとに影響を被る可能性のある受発注案件や製品・商品、代替輸配送手段、そして納品遅延時の経済的影響等を特定できるようになる。