日野自動車は10月23日、国土交通省にプロフィアのリコールを届け出た。
不具合の部分は走行装置(フロントハブベアリング(アウターベアリング))。
大型トラックの低床4軸車で、整備解説書で指示したフロントハブベアリングの予圧の設定値が不適切なため、ベアリングの予圧が過大に設定されることがある。
整備時にアウターベアリングを挿入する際、ベアリングのころ等を傷つけると、過大に設定された予圧により、ころの表面が剥離することがある。
そのため、アウターベアリングにガタが生じ、そのままの状態で使用を続けると、ブレーキが引き摺り、最悪の場合、火災や脱輪に至るおそれがある。
全車両、このアウターベアリングを新品に交換し、適切な予圧の設定値で正確にベアリングを組付ける。併せて、使用者ならびに自動車整備事業者に向けて、適切なフロントハブベアリングの整備要領について啓発する。
リコール対象車の台数は計3万9687台。不具合の件数は76件、事故は火災55件、物損3件。
■型式等は下記URLを参照
http://www.mlit.go.jp/common/001207032.pdf