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出光、昭和シェル/シナジー効果80億円、達成する見通し

2018年01月05日/SCM・経営

昭和シェル石油と出光興産は12月22日、協働事業の強化・推進(名称:ブライターエナジーアライアンス)の進捗状況を発表した。

アライアンスの具体的成果として、半製品やボトム留分の有効活用・交錯転送の解消を可能にする7製油所統合最適生産計画システムの一部運用開始、原油タンカーの共同配船、資材の共同調達、燃料油出荷基地の相互利用等。

これらにより今年度分のシナジー効果として80億円を達成する見通しだ。

経営統合効果として掲げた500億円/5年の実現前倒しと、追加効果の更なる積み上げを図るため、検討のスピードアップを最優先課題に掲げて取り組んできた。

その結果、250億/3年のシナジー効果が計画よりも早期に実現できる見込みであり、300億円/3年のレベルが視野に入ってきたとしている。

シナジー効果拡大に向け、シナジーの積み上げとスムーズな経営統合を目指し、来春を目処に両社の原油・需給部門、調達部門、環境安全部門の事務所の統合を推進。同じ事務所で両社の社員が働くことにより、日常的にシナジーを考える環境の整備を目指す。

7製油所の競争力をさらに高めるため、国内需給に留まらず、製品輸出入まで含めた協働体制に取り組み、アジア地域の石油製品市場において両社製油所の利点を活かしたトレーディング業務の協働も検討する。

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