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キリングループロジ/2018年度、外販強化で売上高672億円目指す

2018年02月16日/SCM・経営

キリングループロジスティクスは2月15日、2016年~2018年3か年中期経営計画の実績と最終年度の取り組みを発表した。

<2017年単年度(連結)>
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<外販事業の拡大>
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それによると、2017年実績は売上高663億円(前年同期比1.7%増)、営業利益10億円(6.3%減)、外販売上高184億円(5.8%増)となった。

期央目標では、売上高で102%、営業利益139%、外販売上高101%の目標達成率となり、中計2年連続の売上・利益目標を達成した。

加藤元社長は「既存事業のさらなる拡大と新規案件の拡大が順調に進んでいる。特に、外販事業では2016年と比べ、新規が3.2億円から4.7億円、既存では1.8億円から5.3億円に伸長した。

新規獲得案件は、ターゲット領域であった全国型食品メーカー貨物が全体の半数以上を占めたのが大きな特徴、今後も外販強化を積極的に図っていく」と解説した。

さらに、45社を対象に実施した満足度調査でも、2014年の84点から2017年には88点に上昇している。

そのほか、北陸エリア(石川県)、北海道エリアで共配の取り組みを開始。この3月には富山県でも開始する。

2018年度は中計最終年度として、ロジスティクス基盤の再強化」を掲げ、「業界最高レベルのキリン品質に磨きをかける」「環境変化に耐えうる運びきる力の維持」「人材の確保・育成取り組みの継続」をテーマとしている。

<2018年経営目標(連結)>
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2018年度の経営目標は売上高672億円、営業利益9億円を目指す。営業利益は減少しているが、これは年々増している現場の作業負荷を見越したもので、今後拡大を図るために再度基盤整備に取り組むとしている。

<加藤元社長と新社長に就任する戸叶常務>
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3月23日付で新社長に就任する戸叶弘常務執行役員は「おかげさまで順調に業績を伸ばし、明るい雰囲気で2018年度に向けてスタートが切れます。大切なのはグループ内外の信頼を得ること。長いつきあいのできる会社にしていきたい。信頼を力にして前に進んでいきたい」と抱負を述べた。

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