帝国データバンクによると、四国車輛輸送サービス(資本金1000万円、松山市南吉田町2307、代表大政正文氏ほか1名、従業員10名)は2017年12月31日、事業を停止、2月5日に松山地裁へ自己破産を申請し、15日に破産手続き開始決定を受けた。
同社は、1975年3月に設立された一般貨物自動車運送業者。四国4県を営業エリアとして、乗用車を主体とした車両輸送を主力に一部木材輸送も手がけていた。
近時も車両輸送を主体に、主力得意先からの受注は得られていたが、従来より受注単価の厳しさから低採算での事業運営を強いられていたうえ、受注に対応できるだけの運転手の確保ができない状態が続き、徐々に収入高が減少傾向で推移していた。
そのため、車両売却等で資金を捻出する厳しい事業運営となっていたが、借入金返済のメドが立たず今後が見通せないことから事業継続を断念した。
負債は約1億3817万円。