国土交通省は4月24日、三菱ロジスネクストに対し、業務改善指示を行った。
三菱ロジスネクストは、少なくとも2016年3月以降、255台のフォークリフトについて、自動車分解整備事業の認証を受けていない全国56事業場(子会社の販売会社)において、道路運送車両法第49条で規定されたブレーキドラムを分解するなどの分解整備作業を実施していたと報告があった。
同社によると、これらの作業に起因する不具合の報告は受けていないが、認証を受けていない事業場で分解整備作業をした自動車について、認証を受けている整備工場で安全確認を実施する。
認証を受けていない事業場は、認証を取得するよう指導し、認証取得が困難な場合は、分解整備を必ず外注させる。さらに、再発防止策を講じ、6月30日までに報告するよう指示した。
また、大型特殊自動車メーカー関係団体に対し、適切な分解整備を実施する旨を傘下会員に周知するよう指示した。