西濃運輸は5月9日、大阪~仙台・郡山間で、同社として初めてとなる専用貨物列車の運行開始に伴い、大阪の吹田貨物ターミナル駅で出発式を行った。
「カンガルーライナーSS60」とネーミングされた専用貨物列車は、大阪の吹田貨物ターミナル駅~郡山貨物ターミナル駅~仙台港駅間を月曜日~土曜日まで、上り・下りとも1便ずつ運行。
上り・下りあわせて大型トラック60台分の輸送を段階的に貨物鉄道へモーダルシフトしていくことで、ドライバーの運行距離減少による負担軽減や、年間1万3810トンのCO2排出量削減による地球環境負荷の低減を図る。
列車編成は、20両編成で、輸送量は31ftコンテナ30個、1列車あたり(往復60個)。
出発式では、神谷社長が「物流業界は人手不足が顕著になってきており、1人がより多く運ぶか、もしくは人を使わないで運ぶ方法を検討している。その中で、鉄道輸送へのシフトを進めてきた。これからがスタート。今後も遠距離は、モーダルシフトを進めていく」と挨拶。
関係者でテープカットをした後、駅長の出発進行の合図で、専用貨物列車が出発した。
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