センコーグループの東京納品代行は6月13日、国際規格である「LEED Operations & Maintenance(O+M) ゴールド」の認証を取得した。
<授与式写真、ヴォンエルフ(認証取得コンサルティング会社)高橋奈穂美 LEED O+M担当(左)、東京納品代行 嶋田亮司 取締役常務執行役員(右)>
今回の認証は、東京納品代行が所有する千葉県富里市の物流施設「成田ファッションロジスティクスセンターII」の運用とメンテナンスに対するもの。
LEED認証とは、設計から解体までのサイクル全体で環境負荷を抑え生活の質を向上させる建築物を指す「グリーンビルディング」の国際的認証。同社が今回取得した「LEED O+M」は、複数あるLEED認証の中でも既存建物の環境性能を、運用面や管理面も含めて評価するものだ。LEED認証は取得したポイントにより、下から標準認証、シルバー、ゴールド、プラチナの4段階の認証が存在し、今回取得した認証はゴールドとなる。
東京納品代行はファッション業界の物流運営を強みとしており、環境問題に関心のある欧州ブランド企業との取引が多い。そのため、国際規格認証を得た施設での物流運営を求めるニーズも多いことから、LEED認証の取得の意義は大きい。特に国内の物流施設では、LEED認証を取得する例自体が希少だという。
センコーグループならびに東京納品代行は今後も、グループ全体で環境問題に対する課題に取り組み、グループのサステナブル方針を順守し、地球環境に配慮したグリーン物流を推進していくとしている。
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