神奈川県警、神奈川県、ヤマト運輸、ヤマトダイアログ&メディア(YDM)、ヤマト・スタッフ・サプライ(YSS)は6月14日、「地域安全に関する協定」を締結したと発表した。
ヤマトグループ内の3社が連携して都道府県の警察と協定を締結するのは、高知県警に続き全国で2番目となる。
<神奈川県警キャラクター「振り込まセンジャー」をあしらった注意喚起 送り状>
協定締結による、主な取り組みの一つが、地域見守り活動。
「地域見守り隊」のステッカーをヤマト運輸・YSSの車両約2700台に貼付し、YDMのスタッフ約60名は腕章として身に付け、子ども、女性、高齢者などの見守り活動を実施する。
集配先で新聞がたまっているなどの異変を感じた場合に、神奈川県警に通報する。
取組のもう一つが特殊詐欺などの未然防止活動。「振り込め詐欺」「現金送れ詐欺」への注意喚起をする専用送り状を作成し、ヤマト運輸の神奈川県内の営業所約260か所に設置。
神奈川県作成の「振り込め詐欺被害防止」「消費者被害防止」ポスターもヤマト運輸の営業所へ掲示する。
さらに、高齢者宅で不審な訪問者を見かけた場合や、荷物の受付の際に「お金を送るように言われた」と顧客に言われたり、おどおどしているなど様子がいつもと違うときに警察に連絡する。
神奈川県、神奈川県警、ヤマトグループ3社は、それぞれが有する情報や人的資源を有効活用し、「安全で安心なまち かながわ」の実現を目指し、連携して取り組んでいく。
<出発式で、車両にステッカーを貼付する、神奈川主管支店高橋伸之介さん>
<パトカーが先導し、「地域見守り隊」のステッカーを貼った車両12台が出発>