神戸製鋼所は6月15日、最新鋭の窒素酸化物(NOX)排出抑制設備を搭載した石炭輸送船2隻(各々積載量約9万トン船型)を導入することを決定したと発表した。
導入を決めた船は、兵庫県神戸市の石炭火力発電所向けに輸入する石炭の輸送に投入される。
石炭輸送船2隻は、最新の省エネ機能を備え、受入港湾への効率的な輸送が可能な幅広浅喫水タイプの船舶であることに加え、船舶からの海洋汚染等を防止する国際条約である海洋汚染防止条約(マルポール条約)で規定された船舶エンジンからのNOX排出に係る最新の規制(NOX3次規制)に適合する船舶。
この船型での最新規制適合船の採用は国内初であり、国内海運会社を通して国内造船会社へ発注される。竣工後は長期にわたり神戸製鋼所向け石炭輸送に従事する予定だ。