日野自動車は7月2日、国土交通省にレンジャーのリコールを届け出た。
不具合の部分は車体(スペアタイヤ)。
中型トラックの横吊り式スペアタイヤキャリアにおいて、吊り板の形状が不適切なため、当該キャリアにアルミホイール付タイヤを固定すると、走行中の振動でスペアタイヤが回転することがある。
そのため、このキャリアのチェーン部が捩じ切れて、スペアタイヤが脱落するおそれがある。
巻き取り機構の溶接が不適切なため、溶接強度のばらつきが大きく、十分な安全率を確保できていないものがある。そのため、タイヤ固定時に正規の締付方法によらず過大なトルクで締め付けると溶接部が剥がれて、スペアタイヤが脱落するおそれがある。
全車両、スペアタイヤキャリアを対策品に交換する。顧客にスペアタイヤキャリアの取扱い方法についての注意喚起を行う。
リコール対象車の台数は1台。型式2KG-FC2ABA、リコール対象車の車台番号の範囲と製作期間FC2AB-105166、2018年4月20日、不具合の件数は0件、事故はなし。