メドライン・ジャパンと鈴与は7月5日、再製造単回使用医療機器の事業化に向けて、共同研究を推進していくことで合意したと発表した。
再製造単回使用医療機器は、単回使用医療機器(一回に限り使用できることとされている医療機Single-use device :SUD)について、医療機関において使用された後、医療機器の製造販売業者が収集し、検査・洗浄・滅菌等の処理(再製造)を行い、同一の使用用途の単回使用医療機器として再び製造販売するというもの。
米国においては2000年代初頭より、EU諸国でも2017年5月に再製造に係る規制を含む医療機器規則(MDR)が施行されるなど、再製造単回使用医療機器に係る制度がすでに導入されていることなどを踏まえ、日本でも2017年7月に法改正が施行された。
そのような中で、メドラインと鈴与では、双方のノウハウを活用し、病院経営のコスト削減に寄与すべく研究、推進する。
メドライン・ジャパンは、米国メドライン・インダストリーズの日本法人で、医療機関向けに手術準備キット、手術用・検査用手袋、ガウン、ドレープ、個人防護具などの医療用品を製造・販売している。
高品質で付加価値のある医療用品の提供を通じ、医療従事者の感染防止と患者ケアによるQOL向上に貢献している。
メドライン・インダストリーズは、1966年にイリノイ州マンデレインにて創業し、全米最大規模の医療用品を製造・販売する医療機器製造メーカー。
医療機器再製造事業も手がけ、35万点に及ぶ製品を有しており、グローバルネットワークは90カ国に渡ります。その多くの製品は全世界でトップクラスのシェアを誇り、近年、米国Becker誌において“ヘルスケア業界で働きやすい会社ベスト150”にランクインしている。
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