環境省は7月31日、成田空港で7月29日に発見されたアリについて、専門家による種の同定の結果、特定外来生物であるヒアリ(Solenopsis invicta)と確認されたと発表した。
アメリカのダラス・フォートワース空港から成田空港に空輸された貨物の敷板で発見されたもの。確認されたアリは、ヒアリの働きアリ約160個体。
なお、約20個体の羽アリが同時に発見されており、うち1個体はヒアリやアカカミアリ等の特定外来生物ではないことを確認済みだが、残りの羽アリについては、種を同定中。
確認された個体については、すでに全て殺虫処理し、確認地点付近や空港内の移動ルート上では、事業者がトラップを設置している。
昨年6月の国内初確認以降、これまで国内でのヒアリの確認事例は7月31日現在で13都府県、計32事例目。