ブレイブテクノロジーは8月24日、日航関西エアカーゴ・システム(JALKAS)と、LINEやSMSを活用したトラック呼び出し&バース予約システムの開発(OEM)契約を締結したと発表した。
関西国際空港(KIX)に最大級の輸出入貨物ターミナルを設置するJALKASが輸入業務で抱えるトラック待機問題に対して、ブレイブテクノロジーの「TruckCALL[旧称:LINEで順番待ちforトラック]」を利用したシステムを開発し、JALKASの業務改善に取り組む。
輸入業務では貨物を「いつ、だれが、何を」引き取りにくるのかが事前にわからないため、ドライバーが持つ貨物情報が記載された帳票を確認してから庫内の貨物をピックアップし、各トラックバースへ配置している。
そのため、バースに接車をしてから貨物が準備されるまでの時間は必然的にドライバーが待たなければならない時間となる。また、引き取りのトラックが集中した場合は、バースに接車するまでの順番待ちも発生し、さらにトラックの待機時間が増加してしまう。
今回の開発では、トラックの呼び出し方法を電話連絡からLINEやSMSを利用した呼び出し通知に変更し、呼び出し時の負担を軽減するほか、貨物情報が記載された帳票の事前取得を行い、庫内ステージングを可能にすることで庫内業務を効率化。
また、OCR技術を利用して貨物検索に必要な貨物ナンバーや個数を帳票から事前に文字認識を行い、受付業務を効率化する。
今回の取り組みは、JALKAS向けのカスタマイズが多岐にわたり施されており、輸入業務に限らず輸出業務へも展開し輸出特有の課題解決にも繋げる。
リリース時期は10月を予定している。
■TruckCALL
https://truckcall.jp/