村田機械は9月7日、無人搬送台車スマートAGV「Premex XIO(プレメックス ジオ)」を開発したと発表した。
プレメックス ジオは、幅700mm×全長985mm×高さ350mmのコンパクトボディで、最大荷重1tのパレット積載が可能な小型低床式AGV。
コンパクトな機体で、生産設備の間や下の狭い空間も最高走行速度120m/分で走行できる。
本体(駆動部)と荷物を移載するターンテーブルがそれぞれ独立して360度旋回するため、各種装置へのアクセスや、荷姿方向を配慮した移載も容易。
障害物を検知するセーフティースキャナを搭載しており、狭い通路でも複数台が安全に走行可能だ。
また、AGVの多数台運用時は、最適割り付けなどの運用制御をシステム全体で行うため、生産能力の増強や繁閑に合わせた運用台数の増減調整も容易。
パレット搬送仕分け台車やコンベヤなどの固定設備を代替しながら、柔軟性に富むパレット搬送システムとして、様々な生産現場や物流現場に活用できる。