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シーネット/物流業務にカゴ車管理システムを製品化、カスミで実験

2018年09月07日/IT・機器

シーネット コネクト サービスは9月7日、物流現場での搬送機材管理の課題解決に応えるため、GPSとSigfoxを利用した物流特化型の堅牢で低コスト運用が可能な資産管理システムを開発、実証実験を完了し製品化すると発表した。

<カゴ車位置管理システムイメージ>
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物流業務向け第一弾「カゴ車locaTor」は、拠点間の商品配送に利用されているカゴ車に位置情報発信デバイスを取り付け、低消費電力で広域をカバーできるIoT向け通信LPWA(Low Power Wide Area)技術のSigfoxを用いて、稼働状況や滞留状況の監視を行うシステム。基地局を別途設置することなく広域をカバーできるため、カゴ車がどこにあり、想定された使途の通りに稼動しているのかを確認できる。

「カゴ車locaTor」は、SigfoxAtlas機能でカゴ車の位置情報を確認。5年間メンテナンスフリーな省電力タイプのデバイスを使用している。

カゴ車が規定エリア外に出た場合は探索モードに変更し、GPSを起動して詳細な位置を特定できる。

また、異常を検知した場合は管理者にメールで通知するほか、顧客の環境に合わせた場所別の閾値設定が可能となっている。

すでに、スーパーマーケットのカスミと富士シティオと実証実験を行い、Sigfoxの通信状況やSigfoxAtlasの精度、GPS測位状況を確認し、実際の現場での利用に有効であることを確認済み。

このシステムの提供で、従来のICタグでは不可能だった「移動先が不確定なカゴ車の位置管理」が容易になる。

今後は、カゴ車の稼動データを蓄積してAI分析することで紛失など異常の発生を予測し、管理者に警告する機能も実装予定。

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