日本ユニシスは10月2日、「トランクルームを宅配ボックス化する」コンセプトを立案し、関西地区大手トランクルームを運営するアンビシャス社の実証事業に企画協力すると発表した。
実証事業で得られた利用者動向などのデータを分析し、アンビシャスの本格事業体制の構築に向けた支援を行う。
実証事業は、アンビシャス社の3店舗で、同社のトランクルーム契約者を対象に、トランクルームの一部を「宅配品受取」専用とすることで、利用者の動向などを検証する。
利用者が通販サイトでの注文時に同社のトランクルームの住所を通知(入力)。通販事業者の委託をうけた宅配事業者が指定のトランクルームに商品を配送する。宅配事業者が店舗内の「ロッカー」に商品を入庫後、利用者に通知し、利用者自らトランクルームに出向き、出庫する。
「宅配クライシス」という社会課題を、急成長を遂げている「トランクルーム事業者」とともに解決し、生活者の利便性を向上させるもの。
将来的には既に提供を開始している「シェアリングサービス」などのさまざまなプラットフォームとの連携や、トランクルームを活用した他サービスの創出も進める。