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三井E&S造船/世界最大級の31万トン型油タンカーを引渡し

2018年10月05日/IT・機器

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三井E&S造船は10月2日、千葉工場で建造していたATLANTIS SHIPPING NAVIGATION S.A.社向けVLCC(超大型油タンカー)「イーグルトレーダー」を完成させ、引き渡した。

<イーグルトレーダー>
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日本の主要港への入港を考慮したVLCCとして最大級の載貨重量31万トンを確保しており、さまざまな省エネ技術を駆使することで推進性能を向上し、輸送効率の向上を図った「neoVLCC」の3番船。

また、6万6000重量トン型「neo66BC」に始まる三井E&S造船のエコシップタイプのラインナップ「neoシリーズ」で第5弾の建造船となる。

最新の船首形状と船尾形状の採用に加え、高効率プロペラ、省エネ装置を装備し、省エネルギ-化と環境性能を向上。主機関に最新のG型電子制御エンジンを搭載したことで、幅広い出力域で低燃費を実現している。

また、主機関からの排ガス熱エネルギーを回収するターボ発電機システムを採用し、補機関も含めた船全体の運航コストを低減。

船橋には統合型ブリッジコンソールレイアウトを採用するとともに、最新の省エネ型オートパイロットや船舶の運航モニタリングサービス「Fleet Monitor」を搭載し、運航支援機能を強化した。

そのほか、OLAS条約の新騒音コードとMLC(海事労働条約)に対応し、船員の労働環境向上を図ったほか、訓練生(6名)の乗船を考慮し、36名分の居住区設備を確保している。

■主要目
全長:339.5m
幅(型):60.00m
深さ(型):28.50m
総トン数:15万9625トン
載貨重量トン数:31万2424トン
主機関:三井-MAN B&W 7G80ME-C9.5ディーゼル機関1基
最大搭載人員:36人
船級:NK
船籍:日本
引渡日:10月2日

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