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アルフレッサHD/45億円投じ、福岡県久留米市で医薬品物流センター竣工

2018年10月12日/物流施設

アルフレッサホールディングスは10月11日、子会社のアルフレッサが福岡県久留米市で「福岡物流センター」を竣工したと発表した。

土地、建物、物流機器などに総額45億円を投じ、敷地1万m2に延床面積1万2000m2の建屋を建設した。11月26日から九州全域を対象とした医療用医薬品等卸売事業の物流拠点として稼働する。

2万5000品目を保管し、1か月に最大120億円の商品を出荷可能。庫内管理システムを高機能化し、ロット別商品管理によるトレーサビリティを可能にしている。

また、厳格な温度管理等が求められるPIC/S GDP(医薬品流通ガイドライン)を想定し、全ての入出荷口にドックシェルターや二重シャッターを設置。加えて、空調設備のバックアップ機能や防虫防そ対策など、厳格な温度・衛生管理体制を構築した。

さらに、今後のRFIDの普及を想定し、RFIDタグをスペシャリティ医薬品等へ貼付することで、個包装単位でのトレース管理が可能な設備を導入。また、管轄する支店へ向けた出荷オリコンのRFID情報を読み取ることで、出荷精度の向上や省力化を実現した。

そのほか、自動倉庫の高機能免震装置や、72時間稼働が可能な大型非常用電源、給排水が遮断された場合を想定した受水槽設備の設置などで、災害時にも継続的に稼働し、医薬品を安定供給できる体制を構築している。

■福岡物流センターの概要
所在地:福岡県久留米市藤光町735-15
敷地面積:1万725m2
構造:鉄骨造3階建
延床面積:1万2668m2
設備投資額:45億円(土地、建物、物流機器等)
保管品目:2万5000品目
カバーエリア:福岡県、佐賀県、長崎県、熊本県、大分県、宮崎県、鹿児島県
出荷能力:120億円/月
稼動予定日:11月26日

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