日本郵便と物流系ITベンチャーのYper(イーパー)は11月7日、東京都杉並区で1000世帯規模の置き配バッグOKIPPAの実証実験を12月に実施すると発表した。
<実証実験>
年末商戦やお歳暮などで宅配便の荷物が急増し、配送現場が逼迫する時期に、日本郵便が置き配バッグOKIPPAを用いた簡易宅配バッグでの再配達削減を検証する。
実証実験はWebで参加者を募集し、杉並区全域で12月3日~31日にかけて実施。OKIPPAバッグ一式を日本郵便が参加者に無料配布する。参加者は実験終了後もOKIPPAを利用できる。
<OKIPPA>
OKIPPAには玄関口のドアノブにバッグを固定する専用ロックと内鍵(ダイヤル式南京錠)が付いており、ダンボール箱を指定場所に置くだけの置き配と比較して、盗難などのリスクが少ない。また、専用アプリを使えば、バッグに荷物が預入された際に通知を受け取ることもできる。
Yperは今年7月にも東京23区で5週間のOKIPPA利用試験を実施しており、参加者の再配達率を約60%から15%まで45%削減した実績を持つ。